福岡で中小企業の業務改善とAI導入を支援している、Flourish Japan株式会社です。AI研修、AIシステム構築、FDE(フォワード・デプロイド・エンジニア:エンジニアがお客様の社内に入り、業務そのものをAI化する支援)を行っています。
ある不動産会社で、全社のAI基礎研修のあとに続く部署別の研修を組みました。その内容をまとめます。社名は伏せています。
きっかけ
全社で生成AIの基礎研修を終えた次の段階です。部署ごとの業務でどう使うかを見てもらうため、話しかけるだけでkintoneを確認・入力するデモを行い、そのうえで研修を組みました。
部署ごとの困りごと
- 売買:契約書類の回収、ローン特約・決済の期日など、案件の進み具合が担当者の手元でしか分からない
- 賃貸管理:入居者対応・工事・更新が別々に記録され、電話を受けながら状況をつかみにくい
- 経理:入金の消込や請求書の到着確認を、各部署に聞きながら目で追っている
- 部署をまたぐ受け渡し:伝える項目が人によって変わる
研修の組み立て(全4回・各2時間30分)
- 業務と判断の洗い出し:自部署の流れと、判断が発生する場面を書き出す
- 確認業務のスキル:確認の基準と手順をスキル(AI用の業務手順書)にする
- 期日管理のスキル:決済・更新・支払などの期日と、抜けを見つける基準をスキルにする
- 仕上げと見直し:部署間の受け渡しを想定して点検し、結果を見て直す
各回とも、前半は共通の考え方、後半は部署ごとに分かれて自部署の題材で作ります。
このやり方にした理由
AIの精度より先に困るのは、人によって判断がぶれていることです。判断を「条件」と「対応」に分けて書き出すと、AIに渡せるだけでなく、部署内の引き継ぎにも使えます。
Flourish Japan