福岡で中小企業の業務改善とAI導入を支援している、Flourish Japan株式会社です。AI研修、AIシステム構築、FDE(フォワード・デプロイド・エンジニア:エンジニアがお客様の社内に入り、業務そのものをAI化する支援)を行っています。
財務コンサルの会社に、AI顧問として継続して関わっている内容をまとめます。単発の研修ではなく、研修と相談を組み合わせて進めています。社名は出していません。
出発点
財務コンサルの価値は、決算書を読むときの見方そのものです。ただ、その見方は人の頭の中にあり、一度に見られる会社の数にも限りがあります。そこで、AIの使い方を教えるのではなく、その会社の知見をAIが使える形にすることを軸にしました。
1. 財務 × AI:決算書から銀行評価まで
全4回・計10時間の研修を組みました。ゴールは、決算書を渡すと銀行評価のレポートが出るスキルを、自分で作って直せるようになることです。
- AIに触れる:決算書の数字を貼って、分析させてみる
- プロジェクト:財務の見方を入れて、毎回同じ目線で分析させる
- スキル設計:安全性・収益性・返済能力・成長性の指標と基準を言葉にする
- Claude Code:決算書のファイルを渡してレポートまで出し、ズレた基準を直す
役割を分けたのが特徴です。評価の中身は財務コンサルの方が出し、当社はそれを動くスキルに組み立てます。AIが出した評価は、必ず財務コンサルの目で確認して直します。
2. SNS × AI:投稿を分析して企画するエージェント
SNSの分析エージェントの土台を、7つの問いに答えるワークで作りました。
- 誰に届けるか(ペルソナ)
- その人が「自分のことだ」と思う数字の悩み(痛みの入口)
- その悩みを構造の問題に言い換えて、自社の解決策につなぐ流れ(再解釈のフレーム)
- これらを組み合わせたリールの企画
できあがると、過去の投稿の分析、新しい企画づくり、投稿前の反応の予想をエージェントに頼めるようになります。
3. Claude Code:自分でエージェントを作る
AIの違いを理解するところから始め、ナレッジをためる使い方を経て、Claude Codeで業務用のエージェントを作るところまで進める研修も組みました。
4. 日々の相談と小さな仕組み
顧問なので、研修以外の相談も受けます。たとえば、担当者の情報を渡すだけで印刷用の名刺データができるスキルなど、小さな定型作業も仕組みにしています。
よくある質問
Q. 財務コンサルの仕事にAIは使えますか?
A. 使えます。ただし、丸投げではなく判断基準を渡すことが前提です。当社では、銀行評価の指標と基準を財務コンサルの方に言葉にしていただき、決算書から評価レポートを出すスキルにしています。出てきた評価は人が確認します。
Q. AI顧問と研修は何が違いますか?
A. 研修は決まった回数で終わります。AI顧問は、研修に加えて日々の相談や小さな仕組みづくりまで、継続して関わります。
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